スカートと、そしてあの青い石を攫っていった魔物の気配を探り、 彼女は走り続けた。ただただ走り続けた。そして辿り着いたそこには、 木切れを寄せ集めて作られた魔物の巣があった。それは鳥の巣に似ていたけれど、中で丸くなっていたのは、紛れもなく魔物の子供。そして魔物の子供達の下に敷かれてあるのは、攫われていったスカートだった。 「・・・」 突然現れた人間に脅えて鳴き声を上げる幼い魔物達を冷たく見つめて、 手を上げる。勿論、魔物を殺す為に、だ。子供だろうと何だろうと、魔物は魔物だ。 自分が憎む魔物に何ら代わりはない。ただ、殺すのみだ。 彼女の上げた掌に、にわかに風が集うのを見て、一層魔物達は声を上げる。その鳴き声に答えるようにして彼女に襲いかかったのは、先程スカートとネックレスを奪っていったあの魔物だった。この巣の主、この子達の母親なのだろう。 「・・・」 子供を守る為に向かってくる魔物に、上げていた手を向ける。 ゴオォッ! 巻き起こった風が、容赦なく魔物の体を捉え、そのまま木の幹に叩き付ける。子供達が、けたたましく鳴き声を上げた。 「・・・・大丈夫よ。アンタたちもすぐに死ぬんだから」 母親の身を案じているのだろう。魔物の子供たちにそう言い聞かせる。 口調は優しかったけれど、その瞳は恐ろしいほどに冷たい。 「炎」 指先から躍り上がった炎が、小さな魔物たちの体を包んだ。すぐに鼻を突く異臭が届くだろう 、彼女はそう思っていたのに。 「!?」 彼女の目の前で、突然炎が消えた。そしてそこには、変わらぬ魔物たちの姿があった。 彼らも不思議そうに兄弟で顔を見合わせている。 何かが魔物たちを守ったのだ。彼らにシールドを施して。 「・・・・・・誰?」 誰かが魔法を使ったのだ。彼女は、静かに訊ね、背後を振り返った。 彼女の瞳に映ったのは、先程自分が吹き飛ばした魔物の体を優しく抱き上げ、そして魔物の子供を守った青年の姿だった。 まず目を引いたのは、自分をじっと見つめている青い青い瞳。それは大陸の内に広がる 明青海と同じ明るい青。吸い込まれてしまいそうな、青。サラサラと風に鳴る、輝く ような金髪。少し幼く見える、整った顔立ち。世間をしらないお坊ちゃんのように見えなくもない。 けれど彼の服装はとてもラフで、所々破れて汚れている。 そして彼の背には、彼に振るえるのだろうかと思うほどに大きな剣が背負われていた。 そんな巨大な剣を結わえ付けているバンドには、彼の髪と同じ、金色のバッジがつけられていた。 それは、彼が戦士であることを照明するものだった。しかも彼は、戦士最高位のゴールドクラスの戦士。 しかも彼は自分の炎から魔物を守る為に、シールドを張った。おそらく魔法も使える、魔法戦士系だろう。 「何で邪魔するのよ」 魔物の子供を守っただけではなく、自分が攻撃をした魔物にまで救いの手を差し伸べているのだ。それが魔物を殺し、人々を守るべく使命を負った戦士のする事だろうか? 「邪魔しないと、この子たちが死んでしまうからだよ」 木々のざわめきにも似た静かな耳に心地の良い声で、青年はそう答えた。 「・・・・・・・・・は?」 その、耳に心地の良い声が答えた事に、素直に 「そうなの」と頷いてしまえるわけがない。彼女は思いきり訝しげな声を上げた。 魔物は忌むべき者。人間に牙をむき、その身を喰らおうとする悪 だ。そんな魔物が死ぬ事を喜ぶ事はあっても、助けてあげなくては、などと思うような人間がいるのが、彼女には信じられなかった。 「この子は人を襲う魔物じゃない。殺す必要はないよ」 魔物に対してこの子と親しげに言う人間にも初めて会った。一瞬、彼も人間に化けた魔物だろうかとすら思ってしまった。 「・・・コイツは魔物よ。たとえ人を襲わなくても、魔物は魔物。死んで当然だわ。それにコイツは私の服を奪っていったのよ」 少女の言葉に、青年は視線を魔物の巣へと向けた。気を失っている魔物をその腕に優しく抱いたまま、子供たちを脅えさせないように静かに巣の方へ寄る。覗き込んだそこには、確かに彼女の言った奪われた服が敷かれてあった。 自分の言った事をその目で確かめている青年を、少女は冷たく見つめていた。 「そっか・・」 そう呟いた青年の言葉に、少女はそうよ。と頷いて見せた。その瞳は、「ほら、死んだって当然でしょ?」と、そう言っているようだった。けれど青年が口にした言葉は、彼女に同意を示すものとは異なっていた。 「これからだんだん寒くなってくるもんな。子供が凍えてしまわないように、何か温かいものを探していたんだよ」 「・・・・?」 彼の言いたい事が、全く分からない。 眉根をきつく寄せた少女に、青年は訴えるような眼差しを向けていった。 「子供の為だったんだよ。だから、許してあげてよ」 「なっ・・」 ただただ絶句するしかなかった。少女には分からなかったのだ。何故この青年が、魔物の味方をするのかが。いや、この少女だけでなく、人間ならば誰もが驚いたに違いない。今も何処かで魔物に襲われ、命を落としている人がいる。現に今、魔王の出現に、人々は恐れおののき、ひどく魔物を嫌っているというのに、何故魔物など庇う必要があるのだろうか? 「君にだっているだろ? 大切なもの。大切な人」 呆然としていた少女に、青年はそう訊ねてきた。 この魔物の親が、子供を寒さから守るために、危険を冒してまで自分の服を盗んでいったように、どうしても守りたい、大切な人はいるだろうと、そう訊ねてきたのだ。 少女の表情が一様に硬くなる。 「ないわよ。そんなものも、そんな人も」 昔は、いた。本当に遠い遠い昔。けれど、今は、いない。長い間一人で旅をしてきたけれど、守りたいなどと思える人に会ったことはない。これからもきっと出会うことはないだろう。 きっぱりと答えた少女に、青年が少し驚いたように再び訊ねる。 「いないの? 家族の人とか、友達とか・・・」 「家族なんていない。友達もいない。人間なんて大嫌いよ」 「・・・・」 少女の言葉に、青年は口を閉ざした。 そっぽを向いた少女の横顔は、なんだかとても冷たかった。誰をも寄せ付けない雰囲気を、彼女はまとっていた。けれど、その瞳はどうだ。黒曜石のような静かな瞳。その瞳はなんだか、寂しそうで・・・。 一体、何を考えているんだろう。 誰のことを思い、そんな悲しい瞳をしているんだろう。 沈黙がおりる。 思考の波にたゆたっていた少女だったが、突然落としていた視線をあげる。そのことに気付いた青年が、「どうしたの?」と声をかけるよりも先に、少女は手を上げていた。その手中にあるのは、炎。 「炎!」 彼女が魔物たちめがけて炎を放ったのと、 「シールド!!」 青年が風の障壁によってその炎を弾くのとはほぼ同時だった。 「どきなさい! アンタも殺すわよ」 言って自分を睨め付けてくる少女の瞳は冷たい。本気だ。先程までの悲しい瞳はない。唐突な彼女の殺意の意味が、青年には分からない。 「・・・・」 だから、黙る。黙って彼女の瞳を見つめる。そこに、答えがないかどうか探るために。 「・・死にたいの?」 静かな声音で問われる。 「死にたくないよ」 その答えは、迷うことなく出された。 「じゃ、どきなさい」 「嫌だ」 少女の静かな、けれど強い命令への答えも、すぐに出る。 そして、それに対する彼女の答えもすぐにもたらされることになった。 「―――ッ」 唐突に吹いた風が、青年の肌を薄く裂く。その風は、少女の持つ杖から現れたものだった。 「・・・・アンタ、バカ?」 少女の冷たい言葉。 何故、魔物のために己の身を挺することができるのか。その神経が、彼女には信じられない。正気を失っているのかと、そう思ってしまうくらいに、彼の行動が全く理解できないのだ。 心底呆れたような少女の言葉に、青年は痛みにしかめていた顔に、笑みを浮かべて見せた。 「かもね。でも俺は、自分が傷つくよりこの子達が傷つく方が痛いんだよ」 「・・・・」 その彼の言葉は、彼女にとって衝撃的だった。 魔物は人間を襲う生き物だ。魔物は、殺せば賞金が貰える生き物なのだ。その魔物が傷つく方が、自分が傷つくよりも痛いと、彼はそう言ったのだ。 大きな瞳を更に大きく見開いたまま、少女はぽつりと呟くように言葉を洩らす。 「・・・・わけが分からないわ」 「いつか分かるよ。君に大切な人ができたら、きっとね」 頬に、腕に、首筋に伝う生暖かい血を手の甲で拭いながら、青年はそう言って笑った。笑いかけてきた。それが、少女には信じられない。 彼には驚かされてばかりだ。 彼は人間が忌み嫌う魔物を庇い、そして自分を傷付けた少女に屈託もなく笑いかけてくる。 「・・・・」 この男は、一体何なんだろう? 少女は本気でそう思った。 人間は皆、魔物が嫌いなはずだ。ならば彼は人間ではないのか? 否、彼はどこからどう見ても人間だ。 「・・・こんな人間、知らない・・・」 小さな小さな声での呟きは、少女に背を向けた青年には聞こえなかったらしい。 「大丈夫だよー」 青年は茫然と少女が見つめる前で、魔物たちの傍により、彼らが持っている少女の服をそっと手に取っている。どうやら返してもらっているらしい。 「これは、あの子のなんだよ。勝手に取っちゃ駄目だ」 まるで小さな子供に言い聞かせているような口調で魔物を叱る。 その様子にも驚いた。神経を疑った。 けれど、その驚きよりも、少女は優先させねばならないものがあった。 「ねえ!」 青年の背に声をかける。 「ネックレスない!?」 「ネックレス?」 「そうよ、ネックレス!! その服と一緒に置いておいたの。それがないのよ。私の命よりも大切なものなのに・・・」 「・・なんだ」 必死な様子の少女に、青年は一言そう言った。 「何だとは何よ!?」 表情を険しくした少女に、青年は笑いかけた。その笑みは、心の底から嬉しそうなもので。 「なんだ。君にもあるんじゃないか。大切なもの」 「・・・」 彼が一体何を言っているのか、理解するまでに少し時間がかかった。 青年は、大切なものなどない、大切な人などいないと言った少女の言葉を思い出したようだった。 「そのネックレスをなくして悲しい様に、この子達もお母さんを亡くしたら悲しいよ」 「・・・」 少女に黙る以外の方法はなかった。 彼の言うことも尤もだ。だが、そんなことは分かっている。分かっていてもなお、憎いのだ。魔物が、憎い。魔物であるというだけで、憎いのだ。大切な人を奪っていった存在だから。 少女の葛藤に気付いているのかいないのか、青年はニコニコと笑みを湛えたまま、少女の瞳を覗き込んできた。 「ネックレス、だったよね」 そう言って青年は、少女の手を取った。 「な、何すんのよっ!」 驚いて青年の腕を払おうとした少女だったが、彼の続けた言葉に抵抗をやめたのだった。 「捜すんだよ。君の大切な石」 少女がおとなしくなったことを確認した青年は、満足そうに微笑んだ後、ゆっくりと瞳を閉ざした。そして、同様にゆっくりと唇を開く。そこから、まるで歌のような呪文が零れ落ちた。それは、精霊を呼び寄せる呪文。 「!!」 その呪文が途切れたとき、二人の前に、一人の風を纏った精霊が佇んでいた。穏やかな表情で青年を見つめている美しい精霊。完全な人型をしている精霊−上級位に分類される精霊だった。 「手伝ってもらおうと思ってね」 大きく見開いた瞳で精霊を見つめている少女に、青年は楽しそうに笑う。少女が驚いているのが楽しいらしい。それはいたずらが成功した子供の浮かべる笑みだった。 「ほら、ネックレス、イメージして。精霊に伝えるから」 青年の言うとおりにするのは何だかしゃくに障るが、少女は仕方なく彼の言葉に従い、ネックレスを脳裏に思い浮かべる。 すると、精霊が動き出した。おそらくそのまま精霊についていけば、無事ネックレスを取り戻すことができるだろう。 「・・・あの精霊、上級位の精霊ね」 精霊と青年の後を黙って歩いていた少女だったが、堪えきれなくなったのか、そう青年に声をかけた。 上級位の精霊を使役できるとなると、かなりの魔力を持っている。目の前の穏やかな青年に、そんな力があるとは到底思えなかったのだ。 「あ、うん。そうみたいだね」 まるで他人事のような青年の返事。 「・・・そうみたいだね、って、アンタが呼び出したんでしょ?」 「違うんだ。俺が呼び出したんじゃなくて、あの子の方から来てくれたんだよ」 と、青年はまた少女には理解できないことを言った。 「は?」 「俺の知り合いに、精霊と仲良しさんがいてね、俺も贔屓にしてくれてるって訳」 「はぁ?」 少女にはますますわけが分からない。 自分の前を歩いていく精霊の背を追いかけながら、青年は少女の隣に立ち口を開いた。 「精霊達は、彼が大好きなんだよ。だから彼のために、彼が慕ってる俺を助けてくれる。誰だ って大好きな人の力になってあげたいって思うだろ? いいことだよね。誰かのために何かできるって。だから俺も、君のために何かしてあげたいって思ったんだ。もしかして、迷惑だったかな?」 それは、聞きようによっては、歯の浮くような台詞だった。だが、それをそう感じなかったのは、彼の穏やかな優しい微笑みの所為だったのだろう。 彼の言葉の効果か、それとも微笑みの効果か、少女の中で何かが変わった。彼に対して閉ざしていた扉が、僅かに開いた。家族を失い、一人きりになって、 誰にも心を開くことなく生きてきた。長い長い年月。ただただ憎しみを糧に生きてきたと言っても 過言ではない。そんなぎすぎすとした心には、どんなに優しい言葉だって届きはしなかったのに 。彼の言葉が、何故か少女の心に染みこんできたのだ。 そのことを感じつつ、けれどそれを認めるのは何故か癪だ。 「・・・アンタにとって私は、見ず知らずのただの他人でしょ?」 少女はわざと冷たい物言いで返していた。 けれど、青年は微笑んだまま言った。 「そんなことないよ。ほら、ちゃんと今、知り合った」 その言葉は、確かに彼女に届いていた。その笑顔は、彼女の心に届いていた。 少女は顔を赤らめる。 優しさを、嬉しいと思った。それは、一体、何十年ぶりの感覚だったろうか。 幸いにも、精霊がその歩みを止めたおかげで、赤面したその顔を青年に見られることはなかった。 消えゆく精霊に、青年は丁寧に礼を言ったあと、腰を屈めた。 「あ、あった!」 精霊が消えたその場所に、青い石があった。おそらくそれが彼女の言っていたネックレスなのだろう。 ネックレスを見つけて、我がことのように喜ぶ青年を、少女は黙って見つめていた。その瞳に、鋭い棘はもうない。 「あ」 青年が拾い上げた青い石には、細い鎖がついていた。けれど、それは円を描くことなく、途中で切れてしまっていた。 「あーあ、鎖が切れちゃったんだな」 「ウソ!?」 「ちょっと待ってて」 鎖が切れていると言った自分のもとに、悲痛な顔をして駆け寄ってきた少女に、青年はこのネックレスが、彼女にとって本当に大切なものなのだということを再確認する。僅かに顔を青ざめさせる少女を安心させるように、青年は大丈夫だよと笑ってみせる。 「ちょっと待ってて」 言って青年は肩にかけた袋の中から何やら細い紐を取り出した。地面にペタンと腰を下ろし、青年はその細い紐で、切れた鎖と鎖とを繋ぎ始めた。 「はい。応急処置♪」 細い銀の鎖の途中に黒い紐が交じっているその様は少し不格好だったが、少女の首にかけると、ちょうど髪に隠れてつなぎ目は見えなくなった。 「よしよし、大丈夫大丈夫」 満足そうに笑ったあと、青年は立ち上がり、お尻についた土を払いながら言った。 「じゃ、俺は行くよ。気をつけてね!」 あっさりとした別れの言葉。それを、嫌だと思った。 「待って!」 嫌だと思ったその瞬間に、少女は彼を引き止めていた。 驚いたように振り返る青年よりも、彼女の方が驚いていた。 「何?」 問われる。けれど、自分の方が問いたい。何故、彼を引き止めてしまったのか。何故、大嫌いな人間と、かかわりを持とうとしているのか。 「・・・・・服、買いに行くのよ」 しばしの沈黙の後、彼女はそう答えた。その言葉は、嘘だった。ひねり出した、もっともらしい理由。 だが、青年はその言葉に納得したようだった。 「ああ、あの子たちにあげちゃったもんな」 魔物の敷物にしてしまった服を弁償してくれと、彼女がそう言いたいのだと青年は思ったらしい。だが、それは違った。 「違うわよ。あんたのよ」 予期せぬ答えが返ってきた。 「・・・・俺の?」 彼女に言われて自らの服装を見てみると、確かに買い換えた方が良さそうだった。少女の放った風に切り刻まれ、悲惨な状況だった。 「私がボロボロにしたんだもの・・・それに、この紐の借りは返しておきたいの」 そう言って、彼女はそっぽを向いた。その頬が僅かに赤いことに青年は気付く。けれど、そのことを指摘するのはやめた。人間が嫌いだと言った少女の、精一杯の優しさを、素直に受け取ることにしたのだ。 「・・別にいやならいいわ」 青年の考えとは裏腹に、沈黙を否定と取ったのか、ぶっきらぼうに言って歩き始める。そんな少女を青年が慌てて追う。 「嫌じゃないよ! どうもありがとう」 「・・・・」 隣に並んだ青年の顔には、満面の笑み。 自分の言葉が、彼を喜ばせたのだ。そう思うと、胸の中に、 何だろう? くすぐったいうような感覚が広がっていく。それは、かつて大切な人が居たときには、常に自分の内にあったものだ。忘れてしまっていたものだ。 冷たく凍えていた心が、ふわりと温もりに包まれていくのを、少女は感じていた。 その温もりは、隣で優しく笑っている、彼がくれたもの。 ―――これが、あの人との出逢いだった・・。 ボロボロになった服と、その服に染みた血の色。それよりも何よりも目を引くのはやはり、明青海と同じ色の瞳。輝かんばかりの金糸の隙間から覗く海の青は、ほんの一瞬でさえも曇らない。全て見透かされそうな・・・でも、全て許されてしまうようなその穏やかで優しい瞳を、これから先、決して忘れることはできそうになかった。 今もまだ、あの『青』が焼き付いて離れない。きっと、これからも、ずっと・・・・。 |