雨と捨て猫。

てん初の短編! コレ、きっかけって言うのがなかなかなモンなんですよ。 バスに乗って、外を眺めてたら、道路脇で猫が死んでたのが見えたんです。 多分轢かれたんでしょうね。 で、その猫の傍に、薄い紫色のラッピングが施された花束が供えてあったんです。 ソレを見たときに、「何か猫に関する話を書きたい!」と思って。 まず出てきた台詞が、『最期の最期まで、猫みたいなヤツ』でした。 ソコから膨らんでいってこんな感じになりました。 そのバスの中から見た猫には、あまり関係してないけど、 あの猫と花束から生まれたお話です。 実はコレ、後日談があって、 長年の友人にこの小説(?)を見てもらった時、その猫の話もしたんデスね。 そしたら、 「その花束って、薄い紫じゃなかった??」 ってその友達が言うんです。 何で知ってんねん!!! と怖ろしく思いつつ、 「そうそうそう!」 って答えたら、その子、 「その花束、私が作ったヤツだよ〜」 と。 その子、花屋さんでバイトしてて・・・ つい先日、男の人が、 猫を轢いてしまって、せめて花を供えようと思うから花束を作ってくれ、 ってお店に来たらしくて。 なんだか運命を感じましたね(謎) というワケで出来たお話です。
ありがとうございました!!
2003.2.3.









小説処【えん】